【2026年版】バンコクのインターナショナルスクール完全ガイド|幼稚園〜小学校・学費・選び方
- バンコクの主要インターナショナルスクールTOP10校の学費・カリキュラム比較
- カリキュラム別の特徴(British/American/IB/シンガポール/オーストラリア式)
- 幼稚園〜小学校編入のタイミングと待機リスト対策
- 日本人家族に人気の学校と日本語サポート状況
バンコクのインターナショナルスクール事情|160校超の選択肢
バンコクには160校を超えるインターナショナルスクールがあり、世界有数の駐在員ハブ都市として認識されています。校数の多さは、選択肢が豊富である反面、「どこを選べばいいか」の判断が難しい原因にもなっています。本記事では、駐在員家族が押さえるべき主要校と選び方を解説します。
地理的にはスクンビット(エカマイ・トンロー・プロンポン・オンヌット)とバンナー(東部郊外)に集中しており、日本人駐在員世帯はこの2エリアと、ISB(ニチャダ地区)沿線に居住するのが一般的です。
バンコクのインターナショナルスクールの主流カリキュラムは以下の通り:
・British(英国式): 約40%(IGCSE/A-Level)
・American(米国式): 約25%(AP/SAT)
・IB(国際バカロレア): 約20%(PYP/MYP/DP)
・その他(シンガポール・オーストラリア・カナダ式等): 約15%
学費の相場|年間60万〜320万円のレンジ
バンコクのインターナショナルスクールの学費は年間60万円〜320万円(20万バーツ〜100万バーツ)と大きな幅があります。中央値は約200万円(60万バーツ)で、学年が上がるごとに概ね10%ずつ授業料が上昇します。
| ティア | 年間学費(Year 1相当) | 代表校 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| プレミアム | 250万〜320万円(80-100万B) | Bangkok Patana, NIST, Harrow, ISB, Shrewsbury, Brighton, Wellington | 世界トップ校・施設・教師・カリキュラム充実 |
| 上位ミドル | 180万〜240万円(58-77万B) | St. Andrews, Bangkok Prep, KIS, Ruamrudee | 日本人人気高・教育品質安定 |
| ミドル | 120万〜180万円(38-58万B) | Wells, ASB, BCB, Garden等 | コストパフォーマンス重視 |
| お手頃 | 60万〜120万円(20-38万B) | Trinity, RC, Niva American | アジア人教師多め・基本機能 |
学費以外に以下が別途必要です。トータルコストは年間で学費の1.3〜1.5倍を想定:
・入学金(Application Fee): 1万B〜10万B(返金不可)
・建設・施設費: 年5〜30万B
・スクールバス代: 年5〜10万B
・教材費・制服: 年3〜5万B
・給食費: 年5〜8万B
・校外学習・修学旅行: 年2〜10万B
主要校TOP10|2026年版ランキング
プレミアムティア
1. International School Bangkok (ISB)
住所: Nichada Thani, 39/7 Soi Nichada Thani, Pakkret, Nonthaburi 11120
最寄駅: BTS非接続(スクールバス推奨)
カリキュラム: American + IB Diploma
年間学費(Year 1): 約80万B
生徒数: 約1,800名(50か国以上の生徒)
創立: 1951年
特徴: タイ最大規模・米国カリキュラムの草分け。立地のニチャダ・ムアントーン地区は日本人駐在員世帯の居住地としても定番で、学校周辺の日本人コミュニティが厚い。
2. Bangkok Patana School
住所: 643 Lasalle Road (Sukhumvit 105), Bangna, Bangkok 10260
最寄駅: BTS非接続(バンナー駅から車10分)
カリキュラム: British (EYFS / IGCSE / A-Level)
年間学費(Year 1): 約75万B
創立: 1957年
特徴: バンコク最古の英国式校。広大なキャンパス(約100ライ)とスポーツ施設の充実度はバンコク随一。
3. NIST International School
住所: 36 Sukhumvit Soi 15, Klongtoey Nuea, Wattana, Bangkok 10110
最寄駅: BTSナナ駅(Nana) 1番出口から徒歩10分
カリキュラム: 100% IB(PYP/MYP/DP)
年間学費(Year 1): 約77万B
創立: 1992年(タイ初のIBワールドスクール)
特徴: バンコク中心部唯一の世界トップ100入りIB校。IBディプロマ平均37点(2025年)で、アジアトップクラスの学力。
4. Shrewsbury International School Bangkok
住所: 1922 Charoen Krung Rd, Wat Phraya Krai, Bang Kho Laem, Bangkok 10120
最寄駅: BTSサパーンタクシン駅(Saphan Taksin)からシャトル
カリキュラム: British (IGCSE / A-Level)
年間学費(Year 1): 約70万B
創立: 2003年
特徴: 名門英国Shrewsbury Schoolの国際校。チャオプラヤ川沿いのモダンキャンパスで、英国式教育の本格派。
5. Harrow International School Bangkok
住所: 45 Soi Kosumruamchai 14, Sikan, Don Mueang, Bangkok 10210
最寄駅: BTS/ARL非接続(スクールバス必須)
カリキュラム: British (IGCSE / A-Level)
年間学費(Year 1): 約72万B
創立: 1998年
特徴: 350年以上の歴史を持つ英国Harrow Schoolの分校。リーダーシップ教育に強み。寄宿舎(ボーディング)もあり。
上位ミドル|日本人家族に特に人気
6. St. Andrews International School Bangkok (Sukhumvit 107)
住所: 9 Pridi Banomyong Soi 20/1, Sukhumvit 71, Wattana, Bangkok 10110
最寄駅: BTSプラカノン駅(Phra Khanong)からシャトル
カリキュラム: British (IGCSE / IB Diploma)
年間学費(Year 1): 約60万B
創立: 1997年
特徴: 日本人比率15%超(全校生の約2割)で日本人コミュニティが充実。日本語サポートあり。
7. Bangkok Prep International School
住所: 23 Sukhumvit 53 Rd, Watthana, Bangkok 10110(プライマリー)
最寄駅: BTSトンロー駅(Thong Lo) 1番出口から徒歩10分
カリキュラム: British (IGCSE / A-Level)
年間学費(Year 1): 約58万B
創立: 2003年
特徴: スクンビット中心部の立地+日本人比率の高さで駐在員家族に大人気。プライマリーとセカンダリーで校舎分かれ。
8. KIS International School
住所: 999/123-124 Pracha Uthit Rd, Sam Sen Nok, Huai Khwang, Bangkok 10310
最寄駅: MRTスティサーン駅から車5分
カリキュラム: 100% IB(PYP/MYP/DP)
年間学費(Year 1): 約55万B
創立: 1998年
特徴: 駐在員リーズナブル価格帯のIB校。比較的小規模で個別ケアが手厚い。
9. Ruamrudee International School (RIS)
住所: 6 Ramkhamhaeng Soi 184, Min Buri, Bangkok 10510
最寄駅: ARL/MRT非接続(スクールバス推奨)
カリキュラム: American + IB Diploma
年間学費(Year 1): 約50万B
創立: 1957年
特徴: タイ最古級の米国式校の1つ。カトリック系で道徳教育も。日本人比率は中程度。
10. Bangkok Christian International School (BCB) / Trinity International School
住所: 各校により異なる
カリキュラム: アメリカ式・キリスト教系統
年間学費(Year 1): 約35万B(BCB)/約30万B(Trinity)
特徴: 学費お手頃ティアの代表格。教師・施設はミニマム構成だが基本品質は確保。
選び方の5ポイント|駐在員家族が押さえるべき判断軸
1. 帰国後の進路から逆算
カリキュラムは帰国後の進路から逆算するのが鉄則です。
- 日本の高校・大学に戻る予定 → IB校 or British校(高校卒業資格認定が明確)
- アメリカの大学を目指す → American校(SAT/APの体制が整う)
- 英国の大学を目指す → British校(A-Levelが直結)
- 進学先未定で柔軟性重視 → IB校(世界中の大学で認知)
2. 居住エリアとの距離
バンコクは渋滞が激しく、通学時間が長すぎると子どもの体力を消耗します。スクールバスで片道30分以内に収まるエリアを選びましょう。
- スクンビット中心部居住: NIST、Bangkok Prep、St.Andrews 107、KIS
- ニチャダ・ムアントーン居住: ISB
- バンナー居住: Bangkok Patana、St.Andrews 71
- サパーンタクシン・サトーン居住: Shrewsbury
3. 日本人コミュニティの厚さ
子どもが英語に慣れるまでのサポート役・友人形成のために、日本人比率5-20%程度の学校が安心です。
- 日本人比率 高め: ISB・Niva American(ニチャダ地区・米国式)
- 日本人比率 中程度: St.Andrews 107・Bangkok Prep(スクンビット中心部)
- 日本人比率 やや低: NIST・KIS・Shrewsbury
- 日本人比率 低め: Harrow・Bangkok Patana(英国系で多国籍構成)
- ※具体的な比率は年度・学年で変動するため、各校に直接確認を
4. EAL(英語サポート)の充実度
英語が初めての子どもには、EAL(English as an Additional Language)プログラムの充実度が決定的に重要です。プライマリー(小学校)段階で1〜2年の集中EALサポートがあるかを確認しましょう。
5. 学費以外のトータルコスト
学費が同じでも、入学金・建設費・スクールバス代・給食費等を含むと差が大きく開きます。「年間総コスト」見積もりを学校から取り寄せるのがお勧めです。
入学・編入のタイミング|待機リスト対策
申込タイミング
人気校(Patana、NIST、ISB、Harrow等)はYear 1〜Year 3で待機リスト発生が常態化しています。理想的なタイミングは:
- 12〜18ヶ月前: 学校見学・説明会参加・申込資料準備
- 9〜12ヶ月前: 入学願書提出・面接・テスト
- 6〜9ヶ月前: 合格通知受領・入学金支払い・住居決定
- 3〜6ヶ月前: ビザ申請・引越し準備
入学テスト・面接の内容
幼稚園(Reception/Pre-K)レベルでは、入学テストはほとんどなく、子どもと家族の面接が中心。Year 1(小学校1年生)以上では、英語・数学の簡単なテスト+面接が一般的です。
バンコクのインターナショナルスクールの学年定義は9月始まり(British/IB系)または8月始まり(American系)がほとんどで、日本の4月始まりとずれます。学年1つズレ・ずらしの判断は、子どもの誕生月と希望校のシステムで決まります。日本との学年対応は事前確認必須。
FAQ|よくある質問
Q1. 英語が全くできない子どもでも大丈夫?
幼稚園(Pre-K〜Reception)〜小学校低学年(Year 1〜3)であれば、英語ゼロからでも問題なく入れる学校が大半です。EAL(英語サポート)プログラムで1〜2年で日常会話レベルに、2〜3年で授業についていけるレベルになります。高学年からの編入は英語力テストの基準を満たす必要があり、難易度が上がります。
Q2. 日本語の維持はどうすればいい?
多くの主要校で「日本語クラス(Japanese as Mother Tongue)」が放課後オプションとして用意されています(週1〜3回・年5〜10万B)。これに加え、土曜日のJSB(Japanese Saturday School)や日本人補習校(エカマイ・ニチャダ)に通う家族も多いです。
Q3. 学費以外のコストはどれくらい?
学費の1.3〜1.5倍が目安。プレミアム校(学費80万B)の場合、入学金+建設費+スクールバス+給食+教材で年間追加30〜50万Bになることもあります。学校見学時に「年間トータルコスト」を必ず確認しましょう。
Q4. 帰国時の学校復帰はスムーズ?
日本の公立小学校への復帰は問題なし。私立中学受験を目指す場合は、日本語の読み書き・算数の進度差が課題になることが多いです。多くのインター校で日本人補習校との併用や、夏休みの日本語集中講座を活用する家族が多いです。
Q5. 安いインターでも教育の質は大丈夫?
年間40万B以下の学校は「英語で授業をするタイの私立校」に近い性格になります。教師の比率(英語ネイティブ vs アジア人教師)、施設(プール・体育館・科学室の有無)に差が出ます。教育の質は学校見学で実際に判断するのが鉄則です。
Q6. スクールバスは必須?
スクンビット中心部居住で学校が徒歩圏なら不要ですが、それ以外のほぼ全ケースでスクールバスが必須です。バンコクは渋滞・治安・暑さがあり、子どもが歩いて通学するのはNG。学校バスは年5〜10万Bですが、家族の安心料として割り切るべきコストです。
Q7. 学校説明会・オープンハウスはいつ?
多くの学校が9月〜11月にメインの説明会を実施(翌年入学者向け)。1月〜3月にもセカンドラウンドあり。オンライン説明会も増えており、駐在前に日本からZoomで参加できる学校もあります。各校公式サイトから「Open Day」「Admissions Event」で予約を。
Q8. PTAやママ友コミュニティはどんな感じ?
日本人比率の高い学校(ISB・St.Andrews 107・Bangkok Prep等)には日本人ママ会・パパ会が必ず存在。LINEグループでの情報交換が活発で、習い事・引越し・帰国時の情報が一気に手に入ります。バンコクは駐在員ネットワークが厚いので、子ども経由で家族の生活が一気に充実します。
コメントを残す