入国・出国

【2026年最新】タイ ペット輸出入 完全ガイド|犬・猫・検疫・必要書類・手数料

この記事の要点

  • 日本→タイの出国手続き(狂犬病ワクチン+輸出検疫証明)
  • タイ入国時のスワンナプーム空港検疫所手数料(1頭260B程度)
  • タイ→日本帰国の180日待機ルール
  • 対象者別の推奨手順と失敗事例 5選
!

この記事はこんな人向け

愛犬/愛猫を連れてタイ駐在」「帰国時の検疫は?」「準備期間はどれくらい?」と悩むあなたへ。出国〜帰国の全手順の決定版。

入国・出国
読了目安: 約10分で読める
最終更新: 2026年5月最終確認
駐在員家族

ペット(犬・猫)を連れてタイに渡航・帰国するには厳格な検疫手続きが必要。日本→タイは2026年現在事前申請不要(空港で手続き)・手数料は1頭250バーツ+渡航1回につき10バーツ。一方、タイ→日本帰国は最低180日の待機期間が必要(指定地域以外扱い)。準備は半年前から開始が現実的。狂犬病ワクチン+マイクロチップ+各種証明書類が必須。本記事は2026年5月時点の農林水産省動物検疫所・在タイ日本国大使館情報をベースに解説。

Phase 1: 出国手続き(日本→タイ)

Phase 1
渡航前準備

Step 1. 必須ワクチン

動物 必須ワクチン
狂犬病・ジステンパー・パルボウイルス・犬伝染性肝炎・レプトスピラ症
狂犬病・猫パルボウイルス(FPV)

Step 2. ワクチン接種スケジュール

  • マイクロチップ装着: 全ての検疫の前提条件・英文装着証明書必須
  • マイクロチップ装着前のワクチンは無効: 必ずマイクロチップ→ワクチンの順序
  • 狂犬病ワクチン: マイクロチップ装着後に接種
  • 有効期限: 接種後21日〜365日以内が有効
  • 英文接種証明: 獣医師から取得(タイ入国時必須)

Step 3. 出国手続き(日本側)

  1. 動物検疫所(空港)に出発7日前までに事前届出
  2. 狂犬病・レプトスピラ症の検査
  3. 輸出検疫証明書の交付
  4. 航空会社の輸送予約(JAL/ANA/タイ航空)
  5. 専用ケージで貨物 or 機内持込(航空会社規定による)

Phase 2: 入国手続き(タイ到着)

Phase 2
スワンナプーム空港
📍
Suvarnabhumi Airport Animal Quarantine Station
スワンナプーム空港 1階 手荷物受取エリア・ターンテーブル8番付近
24時間対応・公式: タイ動物検疫所
🗺 Googleマップで開く

Step 1. 必要書類(タイ入国時)

  • 申請者のパスポートコピー(顔写真ページ)
  • ペットのカラー写真(顔が鮮明)
  • 日本国内の住所+タイ国内での住所
  • 動物の個体情報(犬種・性別・年齢・マイクロチップ番号等)
  • 狂犬病ワクチン接種証明(英文)
  • 各種ワクチン接種証明(英文)
  • マイクロチップ装着証明書(英文)
  • 日本出国時の空港・タイ入国日程(日時・便名)
  • 輸入承認申請書(R1-1)
  • 日本側発行の輸出検疫証明書

Step 2. 手数料(2026年現在)

項目 金額
動物検疫所手数料 ペット1頭 250バーツ
渡航追加料金 渡航1回につき 10バーツ
合計目安 1頭あたり約260バーツ

※検査時間は2-3時間程度。古いブログには「1,500バーツ」等の旧料金が残るが、2026年現在は上記の手数料。

Step 3. 同行渡航と貨物の違い

  • 同行渡航(機内持込or貨物): 事前申請不要・到着時に検疫所で手続き
  • Air Cargo(別便): 事前申請必要(メール)・所要日数長い

Phase 3: 帰国手続き(タイ→日本)

Phase 3
最大の難関
⚠️

180日待機が必要

タイは「狂犬病清浄地域以外」のため、日本帰国時に狂犬病抗体検査陽性確認後180日以上の待機が必要。準備は最低6ヶ月-1年前から開始が現実的(最短7ヶ月)。

Step 1. 帰国準備のステップ

  1. 1年前: マイクロチップ装着+狂犬病ワクチン接種(2回)
  2. 狂犬病抗体検査: 厚生労働省指定検査機関で実施(タイ国内対応機関あり)
  3. 抗体価0.5IU/ml以上: 確認後180日以上待機
  4. 出国40日前: 動物検疫所に事前届出
  5. 出国7日前以降: 健康診断・輸出証明書取得
  6. 出国時: スワンナプーム動物検疫所で輸出許可証取得(出国3日以内申請)

Step 2. 帰国時の必要書類

  • マイクロチップ装着証明
  • 狂犬病ワクチン接種証明(2回分)
  • 狂犬病抗体検査結果
  • 180日待機証明
  • 出国前7日以内の健康診断書
  • タイ動物検疫所発行の輸出許可証
  • レプトスピラ症陰性証明(犬のみ)

Step 3. 日本到着時

  • 成田/羽田/関空等の動物検疫所で書類検査
  • 書類完備なら係留(隔離)なしで即引取可
  • 書類不備の場合は最大180日係留

Phase 4: 対象者別の推奨手順

Phase 4
渡航パターン別

Step 1. 駐在パターン別マトリクス

駐在期間 推奨
1年未満短期 連れていかず日本でペットホテル等預ける
2-3年駐在 連れて行く+帰国半年前から準備
3年以上長期 連れて行く+タイで生活基盤構築
不確定期間 渡航前に獣医師相談・最悪ケース想定

Step 2. 専門業者の活用

  • クラウンライン: 海外引越専門・ペット輸送対応
  • NX海外赴任ワンストップ: 日通系列・全手続き代行
  • PetAir JPN: ペット専門輸送
  • 料金: 全手続き代行で20-50万円(犬の大きさ・距離による)

Step 3. タイでのペット生活

  • 動物病院: バンコク中心部に日本語対応病院あり
  • ペット可コンドミニアム: 限定的・別途デポジット必要
  • ペット用品: スーパーマーケット・専門店で日本のブランドも入手可
  • 気候: 高温多湿・室内エアコン必須

Phase 5: 注意事項・失敗事例 5選+FAQ

Phase 5
失敗を避ける

Step 1. 失敗事例 5選

⚠️

事例1: 帰国準備を3ヶ月前に開始 → 180日待機間に合わず

急遽帰国決定→3ヶ月前から準備したが180日待機足りず、ペットを後便で送ることに。帰国の可能性があるなら最初から180日待機を見込んで準備

⚠️

事例2: マイクロチップ装着前にワクチン接種で全部無効

狂犬病ワクチン接種後にマイクロチップ装着 → マイクロチップ装着前のワクチンは無効扱い・最初から接種やり直し。マイクロチップ→狂犬病ワクチンの順序厳守

⚠️

事例3: 抗体価不足で待機開始日リセット

抗体検査結果0.3IU/ml(基準0.5未満)→再接種+検査やり直し。体質により抗体できにくい個体あり・余裕持って2-3回接種

⚠️

事例4: 航空会社の輸送規定確認不足

大型犬を連れていこうとして航空会社の貨物枠埋まり乗れず。JAL/ANAの輸送規定+予約は早めに(数ヶ月前)

⚠️

事例5: タイ気候への適応不足で体調悪化

長毛種をタイに連れて行ったが暑さでストレス・体調悪化。長毛種・短頭種(パグ・フレンチブルドッグ等)はタイ気候に注意・室内エアコン必須

Step 2. タイ語10フレーズ

日本語 タイ語 読み方
หมา/สุนัข マー/スナック
แมว メーオ
ペット สัตว์เลี้ยง サット リアン
動物病院 โรงพยาบาลสัตว์ ローン パヤーバーン サット
ワクチン วัคซีน ワックシーン
狂犬病 โรคพิษสุนัขบ้า ローク ピット スナック バー
検疫 กักกัน ガッ ガン
マイクロチップ ไมโครชิป マイクロ チップ
証明書 ใบรับรอง バイ ラップ ローン
ありがとう ขอบคุณ コープクン

Step 3. FAQ 8選

Q1. 日本→タイは何日前から準備?
A. 最低でも渡航2-3ヶ月前から。マイクロチップ装着+狂犬病ワクチン+21日経過+検疫証明書取得。1ヶ月前準備開始は危険。
Q2. タイ→日本は本当に180日待機?
A. はい。タイは「指定地域以外」扱いで180日待機(狂犬病抗体検査陽性後)。指定地域(米国/EU等)は短縮可能だがタイは対象外。
Q3. タイ入国時の手数料は?
A. ペット1頭250バーツ+渡航1回につき10バーツ=合計約260バーツ(2026年現在)。古いブログには「1,500バーツ」等の旧料金が残るので注意。
Q4. 機内持込か貨物か?
A. 小型犬・猫(ケージ込7-8kg以下)は機内持込可能な航空会社あり(JAL/ANAは要確認)。中大型は貨物のみ。料金は機内持込15,000-30,000円・貨物30,000-150,000円。
Q5. 専門業者代行は必要?
A. 自力可能だが手続き複雑。初めての場合は業者代行(20-50万円)が安心。書類不備リスクが大幅に減少。
Q6. うさぎ・鳥は?
A. うさぎはタイ入国可(ワクチン規定あり)。鳥は鳥インフル等の影響で原則NG・特殊な手続き必要。エキゾチックペットは事前確認必須。
Q7. タイで動物病院は?
A. バンコクには日本語対応病院あり(Thonglor Pet Hospital等)。料金は日本と同等-やや安め。予約推奨。
Q8. ペットを連れて行かない選択は?
A. 短期駐在(1年未満)・高齢ペットの場合は日本に残す選択も。日本のペットホテル(月3-10万円)・親族預け・専門ペットシッター。
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タイクラシ編集部(バンコク在住・現地取材)

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