挿入
「挿入」は、表示しているチャートにインジケーターなどの分析ツールを挿入したり、ラインや矢印などの図形を引いたりするための項目です。
裁量トレーダーが良く使う機能ではありますが、シストレをおこなう方も使うことがあります。
- インディケータ(罫線分析ツール)
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インディケータ(罫線分析ツール)をチャート上に表示させることができます。インディケータとは移動平均線やボリンジャーバンドなどのテクニカル指標を、チャート上に表示させるものです。MT4には最初から数十種類のインディケータが用意されていますが、自らダウンロードしたものや自作したインディケータを使用することもできます。
- ライン
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MT4のチャート上には垂直線、水平線、トレンドラインなどを自由に引くことができます。この機能はMT4の「表示」→「ツールバー」→「ライン」と進めていくことで選択ができ、MT4のチャート上に設置していくことができます。
- チャネル
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MT4のチャートの画面上にはチャネルライン(フィボナッチ・線形回帰・等距離・標準偏差)を表示させることができます。チャネルラインはトレンドラインと平行に引かれた線でありサポートラインやブレイクラインなどとして使われます。
- ギャン
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ギャンとは主にトレンドの方向性を判断するラインのことであり、ウィリアム・D・ギャンのトレード手法をもとにしたラインのことをいいます。MT4のチャート上にギャンライン、ギャンファン、ギャングリッドを表示させることができます。
- フィボナッチ
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フィボナッチとはフィボナッチ比率などを利用してトレンドの戻りなどを判断するラインのこといいます。MT4のチャート上にフィボナッチライン(リトレースメント、タイムゾーン、ファン、アーク、エキスパンション)を表示させることができます。
- 図形
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MT4のツールバーの挿入から図形を選択するとMT4のチャート上に長方形・三角形・楕円を表示させるための機能があらわれます。チャート上の値動きをエリア化することで視覚的にチャートを見ることができます。
- 矢印類
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挿入ツールの矢印類にはMT4のチャート上に矢印やチェックマークを表示させる機能が充実しています。チャート上にトレンドの転換点など重要ポイントをマークとして入れる場合などに使われる便利な機能です。
- アンドリューズ・ピッチフォーク
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アンドリューズ・ピッチフォークはピッチフォークとも呼ばれるラインで、チャート上に3本の線でトレンドチャネルを表示できます。中央線が損益分岐点となり、外側に引かれる線がレジスタンスライン、サポートラインとして考えられます。
- サイクルライン
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チャート上に同じサイクル(間隔)で垂直線を引くことができます。等時間ごと(1時間ごとなど)にチャートを区切り値動きを見るときに使用します。
- テキスト
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チャート上にテキストを表示できます。表示方法は、まずテキストを選択し、チャート上のテキストを挿入したい部分をクリックします。クリックするとテキスト入力画面が表示されるので、任意でテキストを記入できます。フォントや文字の色、大きさ、角度なども指定する事ができます。
- テキストラベル
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テキストと類似した機能ですが、テキストとの違いは入力した位置に固定され表示されます。テキストではチャートを動かすと表示テキストも移動してしまいますが、テキストラベルはチャートを動かしてもテキストの表示位置は動きません。取引時の注意点などをチャート上に表示させておきたい場合などに使用すると便利です。